はじめに
前回の記事では、兵演春秋の覇業資格が城単位で決まること、襄陽エリアの40枠が先行決算で早々に確定することを取り上げました。位置関係については地図を確認してから改めて、と書いたままにしてあります。
今回はその続きです。襄陽州の地形を読み解いて、どこで戦いが起きるのか、40枠をどう取りに行くのかを整理します。
内容はシーズン開幕後の実装仕様と、筆者が所属する08鯖の実際の日程にもとづきます。

襄陽州は東西対称にできている
入口は4つ
襄陽州へ入る関所は4か所あります。西陣営が商県(北西)と北井(南西)、東陣営が冠軍(北東)と荊城(南東)。州の四隅から入る形です。
関所を確保すると付属の辺防へワープでき、そこから州の内側へ進みます。引き受け時間は4時間です。
北と南で役割が分かれます。北の入口は筑陽・丹水と、その先の北埠頭へ向かうルート。南の入口は臨沮・宜城と、山都へ向かうルートです。開幕前に人員を割り振るなら、この2系統をどちらも動かせる形にしておきたいところです。
各陣営の手前に10枠、中央に20枠
覇業資格を持つ5城の配置は、次のようになります。
| 城 | 覇業資格 | 位置 |
|---|---|---|
| 筑陽 | 5 | 西陣営側・北 |
| 臨沮 | 5 | 西陣営側・南 |
| 丹水 | 5 | 東陣営側・北 |
| 宜城 | 5 | 東陣営側・南 |
| 襄陽 | 20 | 州の南側中央 |
周辺4城は、それぞれの陣営の手前にあります。奥に置かれているのは襄陽1城だけです。
前回、枠数だけを見て「小城のほうが手軽」と考えるのは危ういと書きました。配置が分かると、その中身がはっきりします。自陣営側の2城は取れて当たり前で、難しいのは相手側の2城のほうです。同じ5枠でも、どちら側を指しているかで話がまるで変わります。
もう一点、小城に人を張り付けすぎると襄陽戦線が手薄になります。手前の10枠を厚く守ることと、中央の20枠に戦力を出すことは、同じ人員リソースの取り合いです。確保しやすい城から順に埋めていくと、気づいたときには襄陽に出す部隊が残っていない、という形になりかねません。
なお、地図上の黒い筋は山脈、青い筋は河で、どちらも部隊が通れません。黄色い線は何もない道です。
ぶつかるのは3か所
北埠頭
州の北にある埠頭。ここには免戦もなく、関所もありません。歩いて進める場所です。
免戦の解除を待つ必要がないぶん、最初に両陣営が顔を合わせる場所になります。08鯖でも接敵は早く、ここでは3マスを飛び越える効果を持つ軍師技(趙雲)が河越しに使われました。
埠頭から隣接できるのは一同盟だけです。ただし押さえたからといって道が開くわけではありません。抜けた先には相手の部隊がいます。通行権を得ることと、その先へ進めることは別の話です。
山都
山都に覇業資格はありません。後方にある5枠の城を守るための通路です。
山都を挟んで、西側に筑陽南関所、東側に丹水南関所があります。自陣営側の関所はそれぞれ確保できます。どちらにも免戦はありません。
相手側の北側の覇業城を目指すなら、北埠頭かこの山都エリアを抜けることになります。逆に言えば、自陣営側の北側5枠を守るというのは、この2か所を持ちこたえるという意味です。
渡船場から襄陽へ
襄陽へは東渡船場・西渡船場を通ります。各陣営が自分の側の渡船場から入る形で、開始は同時です。
免戦が解けるのは、襄陽州に入る関所が確保されてから1日後の午前8時。その先に柵の並ぶT字路があり、谷を抜けた先が襄陽です。
放棄された柵
州内で柵が置かれているのは、このT字路だけです。今シーズンの新要素である「放棄された柵」が一列に並んでいます。
通常の柵は隣接していなくても壊せますが、放棄された柵は隣接しないと壊せません。遠くから削って道を開けておく、という準備ができないわけです。一列に並んでいるため最低ひとつ壊せば通行できますが、着いてから作業が始まります。
考えておきたいのは、このT字路を誰が押さえるかです。ここは筆頭同盟だけで賄える場所ではありません。2番手・3番手が同じだけ人を出せるかどうかで、押さえ続けられるかが決まります。開幕前の役割分担で、筆頭任せにしない形を作っておきたいところです。
08鯖では北埠頭に続き、その翌日にはこのT字路でも軍師技が使われました。柵があるから時間を稼げる、とは考えないほうがよさそうです。

崩落斜面と簡易式桟道
襄陽は2つの高地に挟まれた谷にあり、それぞれの高地には砦があります。高地と谷をつなぐのが崩落斜面です。すべての部隊が通行できますが、占領はできません。深夜は通行禁止になります。つまり襄陽への入口は、柵のT字路のほかに両側の崩落斜面もあるということです。
この斜面は、砦を押さえた側が塞げます。砦に隣接する土地を持つ同盟が砦を占領すると、盟主・副盟主・建築職人は同じ高地の崩落斜面に簡易式桟道を建築できます。桟道になった斜面は敵が通行できなくなり、味方は駐屯と連地ができるようになります。
建築には6時間かかります。作成中は双方とも攻撃できず、完成後にはさらに1時間の免戦がつきます。高地1つにつき1本までで、解体すると24時間は建て直せません。
襄陽周辺の戦いは、T字路の取り合いだけでは終わりません。両側の砦を持つかどうかで、谷への降り口を自分たちだけのものにできるかが決まります。砦を取ってから桟道が機能するまでの7時間をどう使うかも含めて、T字路と砦を同じ計画の中で組み立てておきたいところです。

開幕からの時間割
前回の記事で触れた免戦解除の連鎖を、襄陽エリアに絞って並べ直します。起点は「関中/江夏に入る関所が占領された時点」です。サーバー内のどこかの同盟が最初に落とした瞬間から、全体が動き出します。
| 起点からの経過 | 内容 |
|---|---|
| 4日後 午前8時 | 襄陽州へ入る関所4か所の免戦が解除 |
| 5日後 午前8時(最速) | 東西の渡船場の免戦が解除 |
| 220時間後(9日4時間) | 先行決算。40枠の帰属が確定 |
襄陽本体に手が届くのは、先行決算までの折り返しを過ぎてからです。渡船場が開いてから決算まで、残りはおよそ4日。
自陣営側の10枠は、その前の段階で確保できます。時間が足りないのは襄陽の20枠のほうです。
実際の日程(08鯖の場合)
08鯖では、9月14日9時36分に東陣営の筆頭同盟が最初の関所を確保しました。開幕から46時間36分。免戦が解けた直後です。以降の日程は、すべてこの時刻を起点に決まります。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 9/14 9:36 | 東陣営の同盟が関中/江夏に入る関所を確保。起点 |
| 9/18 8:00 | 襄陽州へ入る関所4か所の免戦が解除 |
| 9/19 8:00 | 東西の渡船場の免戦が解除 |
| 9/23 13:36 | 先行決算。40枠の帰属が確定 |
| 9/24 10:00 | 司隷へ入る関所の免戦が解除 |
先行決算は開幕から11日2時間ほど。前回の記事で見込んだ11日とほぼ同じところに落ち着きました。
ひとつ補足を。免戦解除の「4日後の午前8時」は、起点の日付に4日を足した日の午前8時、という数え方でした。9月14日9時36分が起点で9月18日8時なので、丸4日には1時間半ほど足りません。時刻の分だけ前倒しになると見ておくほうが安全です。
そして日程を並べると、司隷が開くのが先行決算の翌日だと分かります。襄陽の40枠を巡る戦いが片付いた直後に、100枠の本戦が始まる形です。襄陽で消耗を重ねた同盟ほど、この切り替えに苦しむことになります。前回の記事で書いた「司隷が開いたら襄陽エリアに最小限を残す」は、猶予が一日しかないという前提で考えておきたいところです。
なお、筆者は西陣営に所属しています。以降の記事もその視点から書きます。
40枠をどう取りに行くか
自陣営側の10枠は前提として組む
筑陽・臨沮(西)、丹水・宜城(東)は、相手が来なければ確保できる位置にあります。ここを落とせないようでは先の話になりません。
守りの側で考えるべきは、相手が来る経路が限られている点です。北側の5枠へは北埠頭と山都エリアから、南側の5枠へは東西の渡船場から攻められます。守る場所が特定できているので、人員配置の設計はしやすいはずです。
争点は襄陽の20枠
40枠のうち半分が中央の1城に集まっています。しかも到達できるのは全体の後半から。ここに戦力を集中させるかどうかが、先行決算に対する姿勢そのものになります。
前回書いたとおり、司隷の100枠を本命に置いて襄陽を前哨戦と割り切る組み立てもあります。育成を優先するなら、自陣営側の10枠を固めて襄陽には最小限で当たる、という判断も成り立つでしょう。
相手側の10枠を取りに行くか
北側なら北埠頭か山都、南側なら渡船場を抜けて相手の陣地へ入る形になります。距離もかかり、抜けた先で相手の敷き詰めた城と当たる形になりやすいです。
襄陽を諦めて相手側の10枠を狙う、という選択が割に合う場面は多くないでしょう。ただ、北埠頭や山都で圧力をかけ続けること自体には意味があります。相手が守りに人を割けば、その分だけ襄陽に出せる戦力が減るためです。
どの同盟がどこを持つか
通行地点は北埠頭、山都の関所2か所、東西の渡船場に挟まれた柵の通路。そして襄陽の両側の砦も、桟道を建てられるかどうかを左右する担当先です。
通行地点は「取れる同盟」ではなく「その先へ進める同盟」が取る。突破力の足りない同盟が抱え込むと、相手はあえて取り返さずに塩漬けにしてきます。
先行決算までの日数が限られているぶん、配分をやり直す余裕はありません。開幕前後の外交で、どの同盟がどの戦線を担当するかまで詰めておきたいところです。
まとめ
- 襄陽州は東西対称。入口は商県・北井(西)、冠軍・荊城(東)の4関所
- 北の入口は筑陽・丹水と北埠頭方面、南の入口は臨沮・宜城と山都方面
- 5枠の城4つは各陣営の手前にある。自陣営側は取れて当たり前で、難しいのは相手側
- 小城に人を張り付けすぎると襄陽戦線が手薄になる
- 黒い筋は山脈、青い筋は河でどちらも通行不可。通路は地形が先に決めている
- ぶつかるのは北埠頭・山都・襄陽周辺の3か所
- 北埠頭は免戦も関所もなく歩いて到達できるため、最初の接触点になる。
- 山都に覇業資格はない。後方の5枠を守るための通路
- 襄陽へは東西の渡船場から。免戦解除は襄陽州に入る関所の確保から1日後の午前8時
- 放棄された柵は隣接しないと壊せない。ただし一列なので一つ壊せば抜けられる
- 柵があるのは襄陽手前のT字路だけ。筆頭だけでは押さえられず、2番手・3番手が人を出せるかで決まる
- 軍師技の3マス移動は北埠頭・T字路のどちらでも使われた。柵だけで時間は稼げない
- 襄陽は高地に挟まれ、崩落斜面からも谷へ降りられる。砦を取れば斜面を簡易式桟道にして敵の通行を止められる(建築6時間+完成後の免戦1時間)
- 襄陽に手が届くのは先行決算までの後半。残り時間はおよそ4日
- 08鯖は9/14 9:36が起点。先行決算は9/23 13:36
- 司隷が開くのは9/24 10:00。先行決算の翌日で、切り替えの猶予は一日しかない
自陣営側の10枠は守りの問題、襄陽の20枠は攻めの問題です。同じ40枠でも性質が違うので、事前の陣営での話し合いが重要になります。
次回は他のサーバーも横断しながら、襄陽戦のまとめをする予定です。
本記事はシーズン開幕後の実装仕様にもとづいています。今後のアップデートで内容が変わる場合があります。


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